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サービスレベル契約(SLA)

Service Level Agreement (SLA)

サービスレベル契約(SLA)は、サービスプロバイダーと顧客の間で交わされる正式な合意で、期待されるサービス品質を定義します。

SLA サービスレベル契約 パフォーマンス指標 サービス品質 稼働率保証
作成日: 2026年4月2日

サービスレベル契約(SLA)とは?

SLAは、サービスプロバイダーが顧客に対して約束するサービス品質と、その達成責任を明文化した契約書です。 稼働率、応答時間、解決時間など、測定可能な指標を定義し、達成できなかった場合のペナルティも定めます。

ひとことで言うと: サービス提供者と利用者が「このサービスはこの水準で提供します」と約束した契約です。

ポイントまとめ:

  • 何をするものか: サービス品質の基準を定め、達成状況を監視・報告する
  • なぜ必要か: 顧客の期待を明確にし、信頼を構築し、双方の責任を定めるため
  • 誰が使うか: クラウドプロバイダー、ISP、アウトソーシング企業、全てのサービス企業

なぜ重要か

SLAがなければ、顧客とプロバイダーの間で「期待」がズレたままになります。顧客は「いつでも利用可能」を期待し、プロバイダーは「週1回のメンテナンスで十分」と考えているかもしれません。この齟齬は紛争につながります。

SLAを明確にすることで、双方が同じ目線で関係を構築できます。さらに、達成できなかった場合のサービスクレジット(返金)を定めることで、プロバイダーのインセンティブも高まります。

計算方法

SLAで最も一般的な指標は「稼働率」です。計算方法は以下の通りです。

稼働率(%) = (全期間 - ダウンタイム) ÷ 全期間 × 100

例:1ヶ月(720時間)で2時間のダウンタイム = (720-2)÷720×100 = 99.72%

応答時間は「初回接触までの時間」、解決時間は「問題完全解決までの時間」で測定されます。

目安・ベンチマーク

レベル稼働率年間ダウンタイム対象
標準99%約3.65日一般的なSaaS
高品質99.9%約8.76時間エンタープライズサービス
超高品質99.99%約52分ミッションクリティカルシステム
最高級99.999%約5分金融システム

クラウドプロバイダー各社は99.9~99.99%を提供しており、99.99%以上は要相談が多いです。

実際の活用シーン

クラウドホスティング 99.99%の稼働率を保証し、この基準を満たさなかったら利用料の10%を返金します。

電話回線サービス 平均応答時間30秒を約束し、超過時はクレジット付与します。

カスタマーサポート Prio 1案件は1時間以内対応、解決は8時間以内と定め、未達成なら返金対象になります。

メリットと注意点

メリット: 期待の一致、説明責任、継続的改善が促進され、紛争が減少します。

注意点: 現実的でない高い目標を設定すると、達成できず返金が続きます。また、測定方法に関する議論が生じることもあります。

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よくある質問

Q: SLA違反時に必ず返金されますか? A: 契約による天災や利用者側の問題は除外される場合が多いです。契約書の細則をご確認ください。

Q: 稼働率99.9%と99.99%で実感できるほどの差がありますか? A: はい。99.9%なら年1日程のダウンタイムですが、99.99%なら1時間未満です。ビジネスへの影響は大きく異なります。

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